Hamakaze TPUウェビング首輪について

Hamakaze TPUウェビング首輪について

犬と外で過ごしていると、首輪は思っている以上に汚れます。

雨の日の散歩。
濡れた草むら。
水辺での遊び。
猟野での訓練。

犬は人間のように、きれいな道だけを歩くわけではありません。
草の中へ入り、土の上を走り、時には泥の中へも入っていきます。

特に猟犬やフィールドドッグは、草地、山林、牧草地、獣道など、さまざまな環境の中で動きます。

そこで使う首輪には、見た目だけではなく、道具としての扱いやすさが求められます。

濡れても扱いやすいこと。
汚れても手入れしやすいこと。
においが残りにくいこと。
毎日の使用に耐えられること。
そして、犬の動きや用途に合わせて調整しやすいこと。

HamakazeのTPUウェビング首輪は、そうした屋外での使用を考えて作った首輪です。

TPUウェビングとは

TPUウェビングとは、芯材となるナイロンウェビングに、TPU素材をコーティングしたものです。

見た目はすっきりしていますが、表面は水や汚れを吸いにくく、日常の散歩からアウトドア、鳥猟犬のトレーニングまで使いやすい素材です。

布製や革製の首輪は、それぞれに良さがあります。

布製の首輪は軽く、柔らかく、使いやすい。
革製の首輪は雰囲気があり、使い込むほど味が出る。

しかし、どちらも水分やにおいを吸いやすい面があります。

雨に濡れたあと乾きにくかったり、泥や草のにおいが残ったり、犬の皮脂や汗のにおいが染み込んだりすることがあります。

TPUウェビング首輪は、水や汚れを吸いにくいため、使用後に水で流したり、布で拭き取ったりしやすいのが特徴です。

完全に汚れない首輪ではありません。
しかし、屋外で使ったあとに手入れしやすいことは、大きな利点です。

フィールドで使う首輪に必要なこと

鳥猟犬やアウトドア犬の首輪に求められるものは、単なる装飾ではありません。

もちろん、色や見た目も大切です。

HamakazeのTPUウェビング首輪は、フィールドで犬の存在を確認しやすい高い視認性も意識しています。

深い森の暗がりや草むらの中でも、首輪の色が目に入りやすいことで、犬の位置を把握しやすくなります。

また、フィールドトライアルや訓練会では、鮮やかな首輪が犬の動きに快活さを与え、スタイリッシュな躍動感を演出します。
しかし、フィールドで使う道具として考えたとき、本当に重要なのは「使ったあとにどうなるか」です。

雨で濡れたあと。
泥が付いたあと。
草の汁が付いたあと。
動物のにおいが付いたあと。

そうした時に、洗いやすいか。
乾きやすいか。
次の日もまた使いやすいか。

猟犬やフィールドドッグの首輪は、きれいな状態の写真だけでは判断できません。

実際には、濡れます。
汚れます。
においも付きます。

だからこそ、浜風製作では、屋外で使ったあとの扱いやすさを大切にしています。

においが残りにくいということ

犬の首輪には、さまざまなにおいが付きます。

汗や皮脂。
雨や湿気。
泥や草。
獣のにおい。
牧草地や山林のにおい。

布製の首輪は水分を含みやすいため、乾くまでに時間がかかり、においが残ることがあります。

特に、濡れたまま車に乗せたり、そのまま保管したりすると、首輪自体ににおいが残りやすくなります。

TPUウェビング首輪は、水を吸いにくい素材です。

そのため、使用後に洗い流しやすく、においの原因となる汚れも落としやすくなっています。

毎日使う首輪だからこそ、清潔に保ちやすいことは大切です。

犬はなぜ、強いにおいに体を擦り付けるのか

猟犬やフィールドで遊ぶ犬は、ときに動物の糞や死骸など、強いにおいのあるものに体を擦り付けることがあります。

人にとっては困った行動です。

しかし、犬にとっては本能的な行動のひとつと考えられています。

理由にはいくつかの説があります。

ひとつは、自分のにおいを隠すためです。

犬の祖先である野生動物にとって、自分のにおいを消すことは、獲物に近づくためにも、外敵から身を守るためにも意味があったと考えられています。

もうひとつは、フィールドの情報を仲間に伝えるためです。

強いにおいを体に付けて群れに戻ることで、「どこに、どんなにおいがあったか」を伝える行動だと考える説もあります。

また、犬にとって強いにおいは、人間が感じるような「悪臭」とは限りません。

人にとっては耐えがたいにおいでも、犬にとっては刺激的で、興味を引くにおいであることがあります。

草むら、牧草地、山林、獣道。
そうした場所には、犬の本能を刺激するにおいが残っています。

そのため、牛糞や獣、魚のにおい、腐敗臭のあるものに反応し、体を擦り付けてしまうことがあります。

この行動そのものを完全になくすことは簡単ではありません。

だからこそ、フィールドで使う首輪には、汚れたあと、においが付いたあとに、手入れしやすいことが大切になります。

においが付いた時のお手入れ

TPUウェビング首輪に泥や糞などが付いた場合は、まず水でしっかり洗い流してください。

表面に残った汚れは、やわらかいブラシやスポンジを使い、中性洗剤で軽く洗います。

その後、洗剤が残らないようによくすすぎ、風通しのよい場所で陰干ししてください。

強いにおいが気になる場合は、ぬるま湯に中性洗剤を薄め、短時間つけ置きしてから洗う方法もあります。

ただし、長時間のつけ置き、熱湯、塩素系漂白剤、強い薬品の使用はおすすめしません。

素材や金具を傷める原因になることがあります。

TPUウェビング首輪は、完全ににおいを防ぐものではありません。

しかし、布製や革製の首輪に比べると、水や汚れを吸いにくく、使用後のお手入れがしやすい首輪です。

フィールドで使う道具だからこそ、汚れたあとに洗いやすいこと。
においが残りにくいこと。
次の使用に戻しやすいこと。

それも、HamakazeがTPUウェビング首輪で大切にしている実用性のひとつです。

幅25mmのしっかりした着用感

HamakazeのTPUウェビング首輪は、幅25mmを基本としています。

細すぎず、太すぎず、中型犬から鳥猟犬まで使いやすい幅です。

幅が細すぎると、首への当たりが一点に集中しやすくなります。
逆に太すぎると、犬によっては重く感じたり、首まわりの動きを妨げたりすることがあります。

25mm幅は、普段の散歩にも、訓練会にも、フィールドでの使用にも合わせやすいサイズ感です。

毎日使いやすく、なおかつ屋外でも頼りになる。

そのバランスを意識しています。

MサイズはFit 19とFit 21へ

TPU首輪のMサイズは、よりフィット感を選びやすいように、現在はFit 19とFit 21の2サイズ展開になりました。

Fit 19:首まわり 約33〜42cm
Fit 21:首まわり 約37〜46cm

従来のMサイズで余りが多く出ていた犬には、Fit 19をおすすめします。

これまでのMサイズに近い着用感を希望する場合は、Fit 21をお選びください。

なお、バックルの穴と穴の間隔は、Fit 19 / Fit 21ともに同じです。

これは、サイズを単に分けたというよりも、犬の体格や首まわりに合わせて、より自然に選びやすくするための見直しです。

同じMサイズ相当でも、犬によって首の太さ、毛量、体格、動き方は違います。

「Mサイズだと余りが長く出る」
「もう少しすっきり装着したい」
「従来のMサイズに近い着用感が良い」

そうした違いに対応しやすくするため、Fit 19とFit 21に分けています。

猟犬の首輪は、いつも同じ締め方ではない

猟犬の首輪は、いつも同じ締め方で使うものではありません。

一般には、首輪の締め具合について「指2本入るぐらい」と言われることがあります。

ただ、正確には、

“正しく装着できているか、指2本を入れて装着の具合を確認する”

という感覚に近いです。

指を2本入れることで、締め具合を確認しやすくなります。

大切なのは、単に「指2本分ゆるめる」ということではありません。

その犬にとって無理がないか。
首輪が動きすぎていないか。
締めすぎていないか。
抜けやすくなっていないか。

それを確認するための目安として、指を入れて装着の具合を見るのです。

訓練時や実猟では、ややタイトに

訓練時には、普段使いよりも少しタイトに調整することがあります。

これには理由があります。

訓練時は、犬に「これから訓練の時間だ」とスイッチを入れることがあります。

また、首輪が回りすぎないこと。
合図がズレないこと。
犬への指示が安定すること。
抜けにくいこと。

これらも重要になります。

首輪が動きすぎると、人から犬への合図も不安定になります。

また、実猟やフィールドでは、藪の中の枝や障害物に首輪が引っかかりにくいことも大切です。

そのため訓練時は、“首輪が回りすぎない”程度に、ややタイトに調整することがあります。

ただし、締めすぎは禁物です。

犬の呼吸や動きを妨げないこと。
首に過度な圧迫がかからないこと。
犬が不快そうにしていないこと。

こうした点を確認しながら調整する必要があります。

普段使いでは、少し余裕を持たせる

一方で、普段使いでは少し余裕を持たせる方が自然です。

普段使いでは、犬がリラックスして過ごす時間が中心になります。

長時間装着。
休息。
車移動。
散歩。

そうした場面では、訓練時と同じ締め方が必ずしも良いとは限りません。

擦れ。
毛切れ。
圧迫。
首への負担。

これらを減らすために、普段使いでは少し余裕を持たせることがあります。

首輪は、きつければ良いものではありません。
ゆるければ良いものでもありません。

犬の状態と用途に合わせることが大切です。

大切なのはバランス

首輪が回りすぎない。
しかし、締めすぎない。

このバランスが大切です。

犬の体格、毛量、動き方、使う場面によって、ちょうど良い装着感は変わります。

同じ犬でも、訓練の日と普段使いの日では、適した締め具合が変わることがあります。

雨の日に濡れている時。
冬毛で首まわりが太く感じる時。
換毛期で毛量が変わった時。
成長途中の若犬。
筋肉が付いてきた成犬。

首輪は、一度合わせたら終わりではありません。

犬を見て、触って、確認して、その時の状態に合わせて調整するものです。

細かく調整しやすいサイズホール

浜風製作のTPUウェビング首輪は、サイズホールの間隔を細かく設計しています。

「1穴だと緩い」
「次の穴だと急にキツい」

そうなりにくいように、犬の状態や用途に合わせて微調整しやすい作りにしています。

訓練時は少しタイトに。
普段使いでは少し余裕を持たせる。

そのように使い分けしやすいことも、フィールドで使う首輪には大切な要素です。

サイズホールの間隔は、小さな違いに見えるかもしれません。

しかし、実際に犬に装着すると、その小さな違いが使いやすさに関わります。

首輪が余りすぎないこと。
締めすぎにならないこと。
犬の動きを妨げないこと。
人の合図が安定すること。

道具としての首輪には、そうした細かな部分が大切です。

どんな犬におすすめか

TPUウェビング首輪は、次のような犬におすすめです。

雨の日でも散歩に行く犬。
水辺や草地で遊ぶ犬。
鳥猟犬、ハウンド、フィールドドッグ。
訓練や屋外活動が多い犬。
泥汚れが多い犬。
首輪のにおいが気になりやすい犬。
毎日使いやすい首輪を探している犬。

特に、屋外で活動する犬には、手入れのしやすさが大きなメリットになります。

猟犬だけの首輪ではありません。

雨の日の散歩が多い犬。
ドッグランやキャンプに行く犬。
草むらで遊ぶことが好きな犬。
川や海の近くで過ごす犬。

そうした一般の犬にも、TPUウェビング首輪は扱いやすい首輪です。

注意していただきたいこと

TPUウェビング首輪は実用性の高い首輪ですが、すべての犬に万能というわけではありません。

サイズが合っていない首輪は、抜けやすくなったり、犬に負担がかかったりします。

また、強い引っ張り癖がある犬や、長時間強い力がかかる使い方では、首輪だけに頼らず、犬の状態や用途に合った道具を選ぶことも大切です。

首まわりを測り、装着したあとに指を入れて確認し、犬の動きや様子を見ながら調整してください。

首輪は、犬を抑えるためだけの道具ではありません。

犬と人の合図をつなぐ道具でもあります。

だからこそ、正しく選び、正しく装着することが大切です。

Hamakazeが考える首輪

首輪は、犬を飾るためだけのものではありません。

毎日の散歩で使い、訓練で使い、フィールドで使う高い実用性を備えた道具です。

濡れることもあります。
汚れることもあります。
強いにおいが付くこともあります。

そして、そのたびに洗い、乾かし、また次の散歩や訓練で使います。

だからこそ、汚れにくさ、手入れのしやすさ、丈夫さ、そして犬に合ったサイズ選びを大切にしたいと考えています。

道具は、犬に合わせるもの。
そして、現場に合わせるもの。

HamakazeのTPUウェビング首輪は、屋外で犬と過ごす人のための、実用的な首輪です。

毎日の散歩からフィールドでの使用まで、犬との時間を支える道具としてお使いください。

TPUウェビング首輪の各カラー・サイズは、Hamakaze Industries オンラインショップにてご確認いただけます。

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