第3章|仔犬の育て方

『Wing & Shot』第3章は、「仔犬の育て方」について書かれています。

第1章では、立派なシューティング・ドッグとは何かが語られました。第2章では、その理想に向かうために、どのような仔犬を選ぶべきかが語られました。

そして第3章では、いよいよ迎えた仔犬と、どのように最初の時間を過ごすべきかという話に入っていきます。

ここで大切なのは、訓練とは、いきなり命令を教え込むことではないという点です。

仔犬を迎えた最初の時期に必要なのは、まず安心させることです。新しい環境、新しい人間、初めての車、初めての首輪、初めての野外。仔犬にとって、それらはすべて大きな変化です。

その変化を、怖いものとして経験させるのか。
楽しいものとして経験させるのか。

ここに、その後の犬の性格や訓練の入り方が大きく関わってきます。

仔犬は、これからの猟の友になる

仔犬はこれから8年、10年を共にする猟の友になります。

これは、とても大切な視点です。

鳥猟犬は、ただの道具ではありません。もちろん、猟野で仕事をする犬です。しかし同時に、長い時間を共に過ごし、季節を分かち合い、失敗も成功も一緒に経験していく相手です。

最初は、人が教師であり、仔犬は生徒です。

けれども年月が経つにつれて、人は犬からも多くのことを教えられます。忍耐、理解、献身、忠誠。そして、師弟関係でもなく、友達のような、身内のような、それは言葉では説明しきれない信頼関係です。

鳥猟犬を育てるということは、一頭の犬に芸を教えることではなく、猟野を共に歩く相棒を育てることです。

計画を持たずに育ててはいけない

行き当たりばったりの訓練はしないことです。

初めて犬を持つ人ほど、その場その場で犬に対応してしまいがちです。今日はこれを教え、明日は別のことを教え、問題が起きてから慌てて直そうとする。

しかし、それでは犬は混乱します。

犬にとって必要なのは、計画と順序です。
反復と一貫性です。
そして、人間の側が一緒に生活する中で、「次に何を教えるのか」「今この犬はどの段階にいるのか」を見極めていることです。

訓練とは、思いつきで進めるものではありません。

5歳、6歳で完成していくことを前提に、その子の成長に合わせて進めることが必要なのです。

早い段階で仕事をさせようとして、仔犬にいろいろなことを無理に詰め込もうとする人もいます。しかし、一度こじれてしまうと立て直すのは大変ですし、仔犬の心に深い傷を残してしまうこともあります。

訓練は、その子の個性を見極めて、少しずつ進めても問題ありません。
小さな低い階段を、一つ一つ無理なく登らせる工夫が必要です。

仔犬の時期から若犬へ、若犬から成犬へ。

その成長の流れを見ながら、無理なく段階を踏んでいく必要があります。

ただし、ここで初心者にとって難しいのは、「完成した鳥猟犬の姿」を知らないまま、計画を立てなければならないことです。

完成犬を知らなければ、今の仔犬の行動が良い方向に向かっているのか、それとも後で困る癖につながっているのか、判断が難しくなります。

どこまで自由にさせてよいのか。
どこで止めるべきなのか。
何を急がず見守るべきなのか。
何を早めに直すべきなのか。

これは、本や動画だけでは分かりにくい部分です。

だからこそ、初心者ほど良き師匠を探すことが大切だと思います。

良い犬を知っている人。
犬の成長段階を見てきた人。
失敗も成功も経験している人。
その犬に今何が必要かを見極められる人。

そういう人のそばで、実際の犬を見ながら学ぶことは、とても大きな助けになります。

特に鳥猟犬の訓練は、完成形を知っているかどうかで見え方が変わります。仔犬の一つ一つの動きも、将来の仕事につながる芽なのか、ただの癖なのか、経験者の目を通すことで理解しやすくなります。

そして、訓練は一人で行うよりも、できれば複数人で行うのが理想です。

もちろん、犬同士の社会化という意味もあります。しかし、それ以上に大切なのは、さまざまな犬を見ることです。

同じ月齢でも、犬によって性格も走り方も違います。
鳥への反応も違います。
人への依存度も違います。
大胆な犬もいれば、慎重な犬もいます。
早く形になる犬もいれば、時間をかけて伸びてくる犬もいます。

自分の犬だけを見ていると、それが良い状態なのか、少し問題が出ているのか、判断しにくいことがあります。けれども、複数の犬を見ていると、自分の犬の特徴も見えやすくなります。

また、訓練仲間がいれば、気になることや問題を共有できます。

「今の動きはどう見えたか」
「この段階で止めた方がよいのか」
「もう少し経験させてもよいのか」
「この癖は後で困るものなのか」

こうしたことを、その場で話せる相手がいることは、とても大きな助けになります。

さらに、鳥猟犬の訓練では、助手がいることでできることが大きく広がります。犬を押さえる人、鳥を扱う人、離れた位置から犬の動きを見る人がいれば、訓練はより安全で、効率よく進められます。

一人では見えない犬の姿も、少し離れた場所から見ている人には見えることがあります。ハンドラーの位置からは分からない風の使い方、走りの癖、鳥に入る角度、反応の変化。そうしたものを、他の人の目を通して知ることができます。

鳥猟犬の訓練は、一人で黙々と積み上げる部分もあります。けれども、すべてを一人で抱え込む必要はありません。

良き師匠を見つけ、良い仲間と犬を見て、問題を共有しながら進めていくこと。

それは、犬にとっても、人にとっても、訓練の幅を大きく広げてくれるのだと思います。

これは現代の日本でもまったく同じです。道具や訓練方法が変わっても、犬が混乱しないように順序立てることの大切さは変わりません。

そして、その順序を学ぶためには、良い犬を見て、良い人から学ぶことが、何よりの近道になります。

仔犬の心は、柔らかい粘土のようなもの

仔犬の心の成長は、人間の赤ん坊ととてもよく似ています。

赤ん坊が泣き、食べ物を与えられ、親との関係の中で少しずつ信頼や愛情を育てていくように、仔犬も日々の経験の中で人との関係を学んでいきます。

仔犬は最初から、人間の言葉や都合を理解しているわけではありません。

名前を呼ばれること。
食事をもらうこと。
優しく声をかけられること。
外へ連れ出されること。
叱られること。
驚かされること。

その一つ一つが、仔犬の心に積み重なっていきます。

だからこそ、仔犬の時期に人がどのように接するかは、その後の犬に大きな影響を与えます。

名前を呼ばれたあとに良いことがあれば、仔犬は名前を好きになります。
車に乗ったあとに楽しい場所へ行ければ、車を好きになります。
外へ出たときに安心して探索できれば、野外を好きになります。
鳥の匂いに出会い、興味を持つことができれば、猟犬としての本能が少しずつ目を覚ましていきます。

反対に、怖い経験や不快な経験が重なれば、犬は用心深くなったり、人や環境に対して警戒心を持ったりすることもあります。

仔犬の心は、まだ柔らかい粘土のようなものです。

もちろん、生まれ持った性格や血統の影響もあります。しかし、どのような環境で過ごし、どのような人に扱われ、どのような経験を積むかによって、その犬の姿は大きく変わっていきます。

犬を育てることは、子どもを育てることに似ている面があります。

数年という成長の過程の中で、人は仔犬に多くのものを与えます。安心できる場所、食事、運動、経験、言葉、叱るべき場面での節度、褒めるべき場面での喜び。そして、その積み重ねは、やがて犬の性格や態度、仕事ぶりの中に少しずつ表れてきます。

自分がどのように接してきたか。
何を教え、何を許し、何を大切にしてきたか。
どのような経験を積ませてきたか。

それらは、数年後の犬の姿の中に見えてくるものです。

だからこそ、仔犬を育てる人は、その成長に大きな責任を持つことになります。
これは重荷というより、鳥猟犬を育てる楽しみの中心であり、醍醐味です。

もし数年後、その犬が猟野や競技会で素晴らしい仕事をしたならば、目の前にいるのは単に能力のある犬ではありません。

仔犬の頃から積み重ねてきた時間。
失敗しながら覚えてきた経験。
人と犬との信頼。
そして、自分が向き合い、思い悩んだ日々。

そのすべてが、犬の仕事の中に表れているのです。

だから、良い仕事をした愛犬を見たとき、人はとても誇らしい気持ちになります。

「この犬は、自分が育ててきた犬なのだ」

そう思える瞬間が、鳥猟犬を育てる大きな喜びなのです。

最初の一週間を大切にする

仔犬を迎えた最初の一週間は、とても重要です。

仔犬にとって、それまでの世界は犬舎と母犬、兄弟犬、世話をしてくれる人だけだったかもしれません。そこから突然、新しい場所へ連れて来られ、新しい人間と暮らすことになります。

車に乗せられる。
知らない匂いの場所へ来る。
兄弟犬と離れる。
新しい音を聞く。
新しい人に触れられる。

これは、仔犬にとって大きな出来事です。

だからこそ、最初から首輪やリードを無理につけたり、大きな音を聞かせたり、強く叱ったりする必要はありません。

最初に必要なのは、訓練ではなく、安心です。
この一週間が、この子の人生でとても大きな意味を持つことを理解してください。

よく寝かせること。
静かに過ごさせること。
優しく声をかけること。
楽しい経験を積ませること。

この信頼の土台があって初めて、その後の訓練が入っていくのです。

車を嫌いにさせない

この章で印象的なのは、著者が仔犬の最初の車での移動について、かなり丁寧に書いていることです。

鳥猟犬にとって、車に乗れることはとても重要です。

猟場へ行く。
訓練会へ行く。
競技会へ行く。
遠征する。

鳥猟犬の生活には、車での移動が必ずあります。

車載ケージは適切な大きさか。
車体にしっかり固定されているか。
不快な揺れや振動が少ないように工夫されているか。
底面にマットは敷いてあるか。
新鮮な空気が吸える環境か。
暑さ寒さへの対応はできているか。

最初の車の経験が、より良いものになるようにしてあげてください。

怖いもの、気持ち悪いもの、不安なものになってしまうと、その後も車を嫌う犬になることがあります。

逆に、最初の移動が穏やかで、安心できるものであれば、車を自然に受け入れやすくなります。

日本でもこれは非常に大切です。

特に全猟の競技会や訓練会に出る犬は、長距離移動そのものに慣れていなければなりません。

良い猟犬を育てるためには、鳥だけでなく、車や遠征にも慣らしていく必要があります。

名前は楽しいものとして教える

仔犬を迎えたら、名前をできるだけ楽しい場面で使うことが大切です。

食事のとき。
遊ぶとき。
外へ連れ出すとき。
何か良いことがあるとき。

愛犬を呼ぶときは、名前を呼んでビスケットのかけらをあげるなど、名前と良い出来事を結びつけていきます。

名前を呼ばれると嬉しいことがある。
名前を呼ばれると遊んでもらえる。

そうした経験を重ねることで、名前を呼ばれることが、仔犬にとって嬉しい出来事と結びついていきます。

ここで大切なのは、名前を叱るために使わないことです。

名前を呼ばれるたびに叱られる。
名前を呼ばれるたびに嫌なことが起きる。

そうなると、犬は名前に良い印象を持ちません。

最初の段階では、名前は命令ではありません。
人と犬をつなぐ、最初の合図です。

命令語を増やしすぎない

著者は、最初から多くの言葉を使って犬を迷わせることに注意を促しています。

仔犬は、人間の言葉を最初から理解しているわけではありません。
また、犬は人間のように、たくさんの言葉を一度に整理して理解できるわけでもありません。

そのため、人間の側があれもこれもと話しかけ、同じ調子でいくつもの命令語を使うと、犬は何を求められているのか分からなくなります。

最初は、名前を覚えさせる。
楽しい経験と結びつける。
人の声に安心する。

それで十分です。

命令は、犬の成長と理解に合わせて、少しずつ増やしていけばよいのです。

首輪とリードは、慣れてから

仔犬が新しい家に慣れ、人を好きになってから、首輪をつけます。

いきなり首輪をつけ、いきなりリードで引くのではなく、まず首輪に慣らし、その後でリードに慣らしていく。

この順序が大切です。

この段階で使うリードは、1mほどの長さで、怪我や事故を防ぐために、少し張りのある足に絡みにくいロープでよいと思います。散歩や係留のためのリードとは別に考えます。

庭先でよいので、首輪に付けて垂らし、そのまま走ることに慣らしていきます。これは、訓練が進むとチェックコードにつながります。

仔犬にとって、首に何かがつくことは初めての経験かもしれません。リードで引かれることも、最初は怖いものです。今まで自由に走っていた愛犬が、まったく走らなくなることもあります。

だからこそ、静かに、優しく、何度もつけ外して、短い時間から慣らしていく必要があります。

最初のリード経験が怖いものになると、その後の散歩や訓練にも影響します。

ここでも基本は同じです。

怖がらせない。
急がない。
良い印象を残す。

野外に出す

首輪とリードに慣れてきたら、短い時間だけ野外に出して走らせます。

この段階で重要なのは、まだ細かい命令をしないことです。

犬を前方へ出す。
広い場所を感じさせる。
風や草や匂いに触れさせる。
外の世界に興味を持たせる。

この時期の野外経験は、訓練というより、猟犬としての感覚を目覚めさせる時間です。

特に大切なのは、同じ場所ばかりで走らせないことです。

新しい場所に連れて行くことで、犬はよりよく探索し、目的を持って外の世界を見るようになります。

日本の猟場は、河川敷、農地、里山、草地、藪など、場所によって条件が大きく違います。若犬の時期からさまざまな環境を経験させることは、その後の犬の幅を広げることにつながります。

最初は一頭で走らせる

若犬が猟を覚えるまでは、一頭で働かせる方がよいとされています。

これは非常に重要です。

他の犬と一緒に走らせると、仔犬は鳥を探すよりも、他の犬を追うことに興味を持つことがあります。

ドッグランを社会化の一環として経験させるのも良いかもしれませんが、あなたの愛犬は、将来フィールドで仕事をする犬であることを忘れないでください。

もちろん、犬同士で学ぶこともあります。しかし、最初に覚えてほしいのは、他犬を追うことではなく、自分で猟野を使い、自分で鳥を探すことです。

若犬には、鳥を探す楽しさを自分で見つけさせる必要があります。

鳥との出会い

若犬が初めて鳥の匂いを取ったとき、最初から完璧なポイントを期待する必要はありません。

頭を下げる。
歩度を落とす。
尾を振る。
匂いの方向へ入っていく。
鳥が飛べば驚く。
あるいは追いかける。

それでよいのです。

この段階で、人間が焦って止めすぎたり、叱りすぎたりすると、犬の中の鳥への興味を潰してしまうことがあります。

若犬にとって大切なのは、鳥と出会うことです。
鳥に興奮することです。
鳥を追って失敗することです。
そして、その経験の中で少しずつ学ぶことです。

鳥を捕まえようとして失敗する。
鳥が飛んでしまう。

次第に犬は、どう近づけばよいのかを考え始めます。

この経験が、やがてポイントにつながっていきます。

フラッシュポイントを大切にする

著者は、短い時間だけポイントしてから鳥を飛ばす段階を、フラッシュポイントとして説明しています。

これは、若犬にとってとても大切な段階です。

最初から長く止まる必要はありません。
最初から完成された姿勢を求める必要もありません。

鳥に気づき、一瞬止まる。
そして飛び込む。
鳥が飛ぶ。
追う。

この繰り返しの中で、犬は鳥との距離、風の使い方、匂いの強さ、鳥の動きを学んでいきます。

人が教えられることには限界があります。

風のある日にどう鳥を扱うか。
走る雉にどう対応するか。
足臭と体臭をどう使い分けるか。
動いた鳥をどう再び捉えるか。

こうしたことは、犬自身が経験の中で覚えていく部分が大きいのです。

優しい言葉を使う

犬がポイントの姿勢を見せ、ハンドラーが近づけるようになったら、優しく声をかけ、犬を落ち着かせ、良い行動を認めます。

著者は、犬の名前と「グッドボーイ」のような優しい言葉を使い、犬に「それでいい」と伝える方法を書いています。

これは、現代でいう褒める合図に近いものだと思います。

大切なのは、犬が自分の努力を認められたと感じることです。

鳥を見つけた。
止まった。
人が近づいた。
優しく声をかけられた。

この経験が積み重なると、犬は自分の仕事に自信を持つようになります。

笛の二吹き(送り笛)

この章では、短い笛を二つ鳴らし、それを前方へ走り出す合図として教える方法も出てきます。

犬を手で止め、肩を叩き、背中を撫でて、優しい言葉をかけ、「ウォー」と言って停止の姿勢を作らせる。
それから短く二吹きし、同時に犬を放す。

訓練のために走り出す時は、「ウォー」をかけて停止させ、笛の二吹きで走らせる。
必ずこれを行う。

やがて、走り始める前は笛が鳴るまで停止の姿勢をとるようになり、笛の二吹きで弾丸のように飛び出していくようになります。

この繰り返しによって、犬は笛の二吹きを「前へ出る合図」として覚えていきます。

ここで面白いのは、笛を単なる制御の道具として使っていないことです。

犬を止めるためだけではなく、犬を前へ送り出し、猟を始める合図として使っています。

ホイッスルは、犬を縛るためのものではなく、犬の動きを整理し、猟の流れを作るためのものです。

鳥猟犬は、経験で育つ

この章全体を通して感じるのは、若犬に「経験させること」を非常に重視していることです。

もちろん、訓練の順序は大切です。
人との信頼も大切です。
首輪やリード、名前、笛の導入も大切です。

しかし、鳥猟犬としての本当の成長は、野外での経験の中にあります。

鳥に出会う。
匂いを取る。
飛ばす。
追う。
また探す。
少し止まる。
また失敗する。

その繰り返しの中で、犬は自ら鳥猟犬になっていきます。

人間がすべてを教えるのではありません。
人間は、犬が学べる環境を整えるのです。

Training Day の視点で読む

Training Day の視点で読むなら、第3章は「仔犬をどう訓練するか」ではなく、仔犬が鳥猟犬として育つための環境をどう作るかという章です。

迎えた最初の一週間を穏やかに過ごす。
名前を楽しいものとして教える。
車を嫌いにさせない。
首輪やリードを急がない。
野外に連れ出す。
前方へ出る経験をさせる。
鳥と出会わせる。
失敗を急いで止めない。
良い反応を優しく認める。

どれも派手な訓練ではありません。

しかし、こうした小さな積み重ねが、のちの大きな仕事につながっていきます。

良い鳥猟犬は、命令だけで作られるものではありません。

安心して人を信頼できること。
外の世界に興味を持てること。
鳥に強く惹かれること。
猟野を前へ使うこと。
経験から学べること。

その土台を作るのが、仔犬の育て方なのだと思います。

第3章は、訓練の始まりでありながら、実は「急がないこと」を教えている章でもあります。

犬を急がせない。
人間も焦らない。
仔犬の心と体の成長に合わせて、順番に経験を積ませていく。

そうして初めて、仔犬は人の命令に従うだけの犬ではなく、自分で猟野を感じ、自分で鳥を探し、人と共に猟を成立させる犬へと育っていくのです。


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